Kaori’s diary

旅行記!

対話におけるエネルギー

今日は、しがないホームステイハウスからマリオットキングカメハメハホテルへと移動!
わくわくして待っていたけれど、Vさんの「夫が起きたら送っていくわ」から数時間経過…
日光の入らない私の部屋では、窓のところでヤモリさんが先ほどゲットしたばかりの犠牲者(犠牲虫?)をむしゃむしゃと食らっている音がする。
私の忍耐力はとうに底を尽きて、ただただ廃人ようにベットに転がってる。
痺れを切らして、キッチンに行くと、みんなで昼食の準備をしている。
ミスターKは笑顔で私に手を振ってくれた。
旦那さんは、愛想がいいのにな…なんて思いながらVに目をやると、
「あ、もうちょっと待っててね。これ食べたら行くからね。」とVが言う。
申し訳ない感はまっっったくもってございやせん!
心の中では、忍耐心が悲鳴をあげている。
I wanna get out of here right now!!
って言ってやりたいのに、根っからの良い人で居たい症候群を患っている私はニッコリ微笑んで、
「オッケー!じゃあ待ってるね!」だなんて口走っている。
これだから私って奴は。
それからようやく出発の時間に。
Vが「カオリ!」と呼びながら階段を降りてきた。
彼女が私の名前を覚えていたという事実をそこで初めて知る。
そして、ちょっと嬉しくなった。なんてゲンキンなの私って。
でも、どうやらお別れのハグのためではないらしく、彼女の手にはドル札が握られている。
「あなたあと2泊する予定だったのに、泊まらないから…」
と言って、先払いしてあった金額の一部を返そうとしてくれた。
私はその気持ちだけで嬉しくなった。
だって、昨日ここを離れて移動する旨伝えた時に返さなくて良いって言っていたし、彼女はそれを了承したものだと思っていたから。
結論から話せ、相手の興味があなたから逸れる前にな!という偉大なるレーネンさんの日本人に対するアドバイスしたがって、「明日、コナへ移動しょうと思っている。」という結論からスタートしてみちゃったときの彼女の不安そうな顔を見たら、もう返して欲しいなんて思わなかった。
それに、私が4泊するという予約をairbnbでした時から彼らはその4泊分の宿泊料金の期待をするはずだし、それは彼らの権利でもある。そして、それは私がこの部屋はこれ以上居られない(立地も含めて)という自己本位な判断で奪う権利はないはずだと思う。
まあ、サイトに載せている写真がまさにいいとこ撮りでしかなかった(都合のいい写真だけが3枚ほど掲載されていた)のにはおいおいマジかとは正直思っていたけれど。
でも、私がきちんと他のホストのレビューや立地条件を調査していたら、このがっかり感は防げたかもしれない。そもそも、システムを理解しないまま、期待を勝手にしてしまった私の落ち度だ。
あと、レンタカーを用意しなかったのも。本当はビビっちゃって乗れないだけだけど。
「期待するという言葉も行為も嫌いだ。そこには利己的なものが含まれている。」というレーネンさんの言葉がまたしても頭に浮かんだ。
そしてもっと言えば、期待させるという行為をしながら、その期待を裏切ることはもっと利己的で嫌らしいと思う。
もちろん、彼らにはきちんとそれを伝えたつもり。私のミステイクだって。 

この島ではべらぼうに物価が高い。
今のドルのレートを差し引いても、この島にこのままステイし続けたら破産するんじゃないかってくらい危機感を感じる。スーパーでろくにサラダもフルーツも食べられない!
テイクアウトの500円でちょうどいいでしょという感じの料理が11〜15ドル。
レストランに行こうものならこのまま断食するかって気持ちさせてくれる。
そして、vさんはこともろうかヴィーガン(大雑把に言えば肉類を食べない主義)。
食費がやばくて2種類の仕事を旦那さんは掛け持ちしているんだそう。
そして、家の鍵やらドアやらガタついていて使い物にならない。(でも放置)
ここからは私のエゴなんだけど、だからこそ彼らにはそれを使って欲しかった。
そして、もっとエゴで最高に利己的なんだけど、きっとそれは巡り巡って宇宙が返してくれるとおもっている。笑 
私ってば最高に最低!でも、最高!って思うようにしている。
エゴでも利己的でも、自分がそれでいいと思って、そのことによって自分を好きで居られるんだったらどうだっていいじゃない。それでみんなハッピーなら言うことなし!
貯金が尽きたら、また働けばいい。それだけのことだ。
その2泊分料金で、マリオットにもう一泊出来たけど、そんなのつまらない!でしょ?

笑顔が眩しいミスターKがコナまで送ってくれることになった。
タクシーで移動することを考えていた私は50ドル浮いたのでした。
この島に居ると、宇宙のレスポンスがとても早くなる。
願うと知らぬ間に、知らぬ人が私をサポートしに突然現れてくれたりする。
そういう共時性に注目しているだけで、どんどん共時性が芋ズル式に湧き起こってくる。
なんて素敵なの、共時性さんたら!

最後にもう一度、Kじゃない方の男性が来て、私にお金を渡そうとしてきた。
その時、Kが超ニヤニヤしていた。どうした?
でも、どうしてhusbandじゃないこの人が私にお金を返そうとするんだ?
という疑問はすぐに吹き飛んだ。
「いやいや、彼が旦那さんだよ!」とhusbandだと思っていたKが運転席で大爆笑。
「いったい俺のこと何歳だと思っていたの?」って聞かれたから、いくつなの?って聞いたら、衝撃の27歳!日本人の年齢だってたいてい当てられないのに、外人なんて未知の世界さ。
彼は彼らの家で居候をしているそう。
そして、すべての謎が解けたのでした…
夜中までうるさかったのはお前かーーーーーーーーー!!
家を本当の旦那さんが掃除していたのを見て、(何この人家政夫?)とか思っていた自分が恥ずかしい…

今日の発見は、緊張しない相手であれば、けっこう話が続けられるということ。
きっとそこには見えないエネルギーが関係している気がする。
相手が、話し手にエネルギーを送ることによって、話し手はずいぶん話しやすくなる。
昨日出会ったおじいさんとも同じことが起こった。
政治の話みたいな難しい会話でない限り、中学校、高校(大学、英会話学校…)と学んできた私たちの中には最低限の英語の辞書は入っているはずで、それを引き出せるかどうかは聞き手が話し手にエネルギーを送れるか否か、そして、それを話し手が受け取れるか否かにかかっているような気がする。

聖なる予言という本で書かれていたことを今、当に実験、経験、実証しようとしているような気がする。

これはみんなの思っているようなスピリチュアルでもなんでもなくて、絶対に経験していることだと思う。カウンセリングでもきっと同じ。素晴しいカウンセラーは多かれ少なかれ、本人が気付いていようといまいと、患者にこれと同じことをしているはずだ。

人生って本当に不思議!
そして、とっても素晴しい!